アイドルプロジェクト22/7(ナナブンノニジュウニ)の魅力こそ「沼」

今、TOKYO MX等で毎週放送されているアイドル達をご存知でしょうか。

秋元康さんが総合プロデュースを担当され、Sony MusicとANIPLEXがタッグを組んだ

大注目のアイドルプロジェクト

22/7(ナナブンノニジュウニ)

既に名前が知られている声優さんが担当されているのではなく、

声優アイドルを募るオーディションで結成された8名の新人声優さん達が【22/7】として活動をスタート。

4thシングル「何もしてあげられない」から3名も加わり、メンバーは11人に。

この作品の魅力は、

キャラクターたちの絵の雰囲気にも表れているような

”少女らしい儚さ”

が、一つのアートのように垣間見えること。

アニメだけど、ドキュメンタリーを観ているような・・・そんな錯覚を起こしそうになる。

そして、新人声優さんを起用しているからこその、

作り込まれていない純朴な声がキャラクター以上のリアルさを感じる。

全員が笑顔で、明るくて、仲良しで…

そんな「アイドルアニメ」らしいものではない。

それと同じジャンルだと思えない気持ちが込みあげてくるのは、１曲1曲の歌詞にも胸を打つ言葉があるからだ。

今月の26日に発売されるOPテーマ「ムズイ」には、

「大人たちは簡単に言うけど…

私にとっての希望って　どこにあるの？」

という言葉から始まる。

学生の今、学生だった頃、

私たちも１度は感じたことがあるだろう

「不安」「葛藤」「わかってほしい気持ち」

こういったものがストレートに伝わってくる。

これを映像やステージで、

少女達が真剣な表情で歌い、動きで心を表現していくのだ。

こんなにも魅力的で、底なしの「沼」を感じる作品は久しぶりだ。

笑顔だけじゃないアイドルが、ここにいる。